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2010年10月29日 (金)

第30回高校生クイズ 失われた10年

DVDは、Amazonで注文し、発売日の27日には到着したのだが、ドアノブにかけられていたので真夜中に気づく。せめてワンチャイムぐらい鳴らして欲しい。

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さて、3代目MCラルフ鈴木担当の10年を総括すると、「失われた高校生クイズ10年史」といった印象だ。
MCの力量不足を補うように爆笑問題、オリエンタルラジオ、茂木健一郎&菊川怜らがパーソナリティという顔役になり、肝心のラルフは「総合司会」というそれらしい肩書きをなんとか与えてもらう始末。

企画面に関して振り返ると、地方大会は、特色を生かしてなんとか健闘しているが、全国大会での企画(クイズ形式)は毎年、迷走し続けて番組自体どこへ向かっているのかハッキリしなかった。

思いつきがそのまま企画になっている形式が数多くあり、会議で口に出すのも恥ずかしいといった練られていないままの企画(21~27回)が、そのままテレビ番組の日本一決定戦で採用されているという現実。

※この頃の内容は、「録画した番組を、もう一度再生して見てみたいと言う気がしない」
そういった意味では、ここ最近の進学校重視路線はコンセプトがしっかりしていて、シンプルに見られることが出来る。ここ10年でいえば、比較的まともな企画だったといえるかもしれない。

しかし、これが「企画」といえる範囲なのかといえば大きなクエチョンマークが付くだろう。
これまでも、2年連続で同じ形式を踏襲するカタチはあったが、3年連続で同じコンセプトを続けるとは誰も予測出来なかった。(視聴率に逆らうことが出来なかったともいえる)

年に1回の特番なのに、十分な(企画)準備がされないまま制作に突入している感が否めないままだ。

ワタシは、個人的にラルフが好きではない。「生理的に受け付けない」というのも大きな理由だが、それより、彼の番組に対する姿勢が好きではなかった。

「NEWS ZERO」を見ている限りは、生放送を無難にそつなくこなしているが、高校生クイズの司会ぶりは落第点しかあげられない。

顕著な例は地方予選。地方予選での対応は、まるでなっていない。
問題のイントネーション違いはザラにあるし、読み間違いの多さは歴代司会の中でも群を抜いている。
一般常識レベルのモノを知らないにもほどがあり、「よくアナウンサーになれたな」というのが正直な印象だ。

彼の問い読みを聞いていると、まるで、初見(しょけん)で問題に触れたような感覚で
問題を読んでいるのだ。(おまけに何年たっても上手にならなかった。)
※通常、問い打ち(問題会議)、前日リハ、本番とこれだけ問題に接する機会があるのに
あの出来である。

地方では、割と有名な進学校すら高校名を読めない。問題文中の漢字が読めなかったり、問題内容すら把握していないということも多かった。
とにかく不勉強さが露呈され続け、クイズ番組の司会者としての自覚が全く感じられなかった。

特に彼に関しては、クイズ番組の司会者として致命的な一番重要なモノが欠けていた。
それは、“間の取り方”である。
問題の読み方をとってもそうだったし、「空気感」を大事にしていないため、番組をリードして引っ張るということが出来ていない。
彼の進行には、テンポ感が全くなく、緊張感が全く演出出来ていなかった。当然、感動も生まれるハズがない。

彼は、よく収録の合間に高校生の輪に溶け込み、ファンサービス宜しく接触していたが、
これは、番組の権威を落としているだけの行為だった。そんな時間があるなら(進行)準備をしっかりするべきだと言いたい。
ワタシがスタッフなら、そんなことはさせなかった。これは、意地悪で言っているのではなく番組の立場上、MCは高校生たちに憧れられるポジションにいなければならないからだ。

参加者と同等の目線にいれば、自然と番組の質も落ちてしまうし、常にスタッフ側が優位な立場にいるためには、安易な接触を避けるべきなのだ。その証拠に、彼と高校生のインタビューでのやりとりを見ていると、完璧にナメられている対応をされていることが多かった。そんなMCでは名勝負を演出できるハズもない。

「ハーフだから許してやれよ」といった声も聞かれるが、彼は杉並育ちの正真正銘の日本人である。

スタッフからの信頼度はどうだったのか?
ここ数年の番組での扱いを見れば明らかで、全国大会では問題さえ読ませてもらえない“お飾り司会者”と化していたことが証明している。

ワタシがDやPでも起用しなかっただろうから、完全に司会者としての機能は果たせていなかった。

フォローするワケではないが、彼は彼なりに一生懸命取り組んでいたし、人気アナとして多忙だったことも認める。ただ、番組にふさわしい司会者ではなかったということだ。

番組の顔(司会者)で大きく企画も変わったと思うので、次期MCに新しい10年を託すなら、スタッフサイドは慎重に選出して欲しいと願うばかりだ。

Photo

■昨日の正解No.24【アルフレッド・ヒッチコック】
原題は「Saboteur」。軍需工場で大規模火災が発生し、主人公ケインは同僚を亡くした上、テロリストの容疑をかけられる。からくも警察の手から逃れたケインは火災現場から姿を消した男を追う。ヒッチコック定番の巻き込まれ二重追跡劇。アクの強い悪役やブロンドのヒロイン、サスペンスを盛り上げる小道具(手錠!)、凝った映像、そしてクライマックスの自由の女神での大立ち回りがみどころ。出演:ロバート・カミングス、プリシラ・レイン、ノーマン・ロイド、オットー・クルーガー、アラン・バクスター。ちなみに10月28日は、アメリカ独立100周年(1886年)を記念して自由の女神像が完成した女神の誕生日。

OPENまで…あとthreethreeshine

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