高校生クイズ

2012年6月24日 (日)

全国高等学校クイズ選手権 パソコン(M.J.PARTY)ゲーム

今年も高校生クイズが沖縄から開幕した。

回を重ねること32回、ここから8月まで日本各地で熱い激闘が続いていく。
高校生のみなさんたちの健闘を祈ります。
(なお、このブログでは、番組攻略法や大会レポなどについて、書く予定がないので期待しないで下さい。)

さて、今回は高校生クイズのゲームを紹介。いまのところ番組関連のものは2つ発売されている。

SONYデータ・ディスクマンのソフトとパソコンソフトで、ともにタイトルは「全国高等学校クイズ選手権」となっている。

■電子ブック版
データ・ディスクマン(SONY)のソフトは、電子ブック版(ナレッジプレス)として1992年に発売された。価格は7800円。

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(パッケージには、「テレビ未放送問題を収録」とあるが、問題集に掲載されたものがそのまま載っているだけなので要注意。)
第1回から第11回までの番組で使用された問題を1万問収録。「データ分析」や「腕試しのオリジナル新作問題」、「福留、福澤アナを含めたスタッフインタビュー」などもある。「参加規定」も収録。大会ブロックごとや、ジャンル別問題にトライできる。

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「各大会のドキュメント」が読め、各回別の問題にも挑戦が可能。「歴代代表校一覧」や、「データ解析・傾向と対策」などもある。
「直前対策・新作クイズ」として、YES・NO・新作問題 3択形式・新作問題 ノーマルタイプ・新作問題を収録。

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ただ、これに関してはゲームというより過去問をまとめただけで、資料的な要素が強いと思う。電子ブックの特性を生かし、検索機能を使って遊ぶことを主眼に置かれている。

■M.J.PARTY版
パソコン版は、M.J.PARTY(富士通パソコンシステムズ)から1996年に発売された。価格は7770円。司会は、当時の福澤朗アナ。

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チェックポイントは8つ。

地区予選第一回戦(Yes/Noクイズ)/地区予選準決勝(生みの親クイズ)/地区予選決勝(3択3連敗しちゃだめよクイズ)/
全国大会第一回戦(上京記念ペーパーテスト)/全国大会第二回戦(クイズ・サイコロコロコロ)/全国大会準々決勝(クイズ・スーパーへ行こう!)/
全国大会準決勝(勝負の1分間クイズ)/全国大会決勝(早押しクイズ)

※ゲーム内に表示される学校名は架空のものが登場。

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3つのゲームモードに加えて、第1回~第15回大会までの様々なデータを収録。

①CHALLENGE
地区予選から優勝目指して勝ち進むゲームモード。

②TRAINING
CHALLENGEモードで勝ち抜かなければ遊ぶことができない地区予選準決勝から全国大会準決勝までを練習することができる。

③TRIAL
YES/NOクイズ25問、3択クイズ25問のあわせて50問のペーパーテストに挑戦。

OPTIONでは、難易度をNORMALからEASYに設定が可能。敗者復活戦も時々、出現するので、有効/無効を設定が可能。

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取り扱い説明書には、「優勝してオリナルグッズをもらおう!!」という企画があった。
優勝後のエンディングで、メッセージが表示され、それを専用のハガキに書いて応募券を貼って応募というもの。(応募はしなかったのだが、たぶん景品はテレホンカードだと思う。)

ワタシが問題作成を担当していた時代だったので、自作問題がこれでもかと出てくるのが、なんか不思議な感覚。(問題を作ったときの情景まで、ついついフラッシュバックで思い出してしまう。)

■昨日の正解No.112【アンアイデンティファイド・フライング・オブジェクト】
UFOは、unidentified Flying Objectの頭文字。
もともとは、米空軍のUFO調査機関「プロジェクト・ブルーブック」の主任・ルッペルト大尉が提唱し、採用された空軍の公式用語。レーダーなどに映る正体不明の飛行体のことや国籍不明機のことを指した。正体が確認された場合は、IFO(確認済飛行物体)となる。もしも、異星人の乗り物だと確認された場合は、UFOではなくIFOとなる。

■クイズ番組こぼれ話
かつて、「クイズ三角関係」(TBS系)という番組があった。そのパイロット版にクイズ王としてゲスト出演された道蔦岳史さんに、この問題が出題されスラスラと正解。その瞬間、スタジオがざわめき歓声が沸き起こったのを覚えている。(「クイズグランプリ」5巻に同じ問題が掲載されている。)ちなみにこの番組は、トリビアル・パスートからヒントを得て作られたというもので、その後レギュラー放送された。※出演者(解答者)は、全てタレントさん。

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2012年5月 7日 (月)

「文藝春秋 三月号」にみる高校生クイズ論

少し古い話になるが、文藝春秋三月特別号で高校生クイズの記事が掲載された。

プロデューサーの小島氏のインタビューによると、自身が就任した翌年(2008年)から番組改革に乗り出したとある。
真剣に日本一を目指す高校生のために、知力重視に番組路線を変更したとあるが、あの企画内容では勝てるチームは初めから限られている。

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昨年の予選から、○×クイズを廃止し3択に変更。しかもわずか3問限定で、1問でも正解すれば次のラウンド(ペーパークイズ)に進出となるが、ほとんどすべてのチームが進めたとしてもペーパークイズで勝ち残れるのは、優秀なエリートのみ。わずか5チームしか決勝に進めない。
決勝では、早押しの形式を取ってはいるものの難問や過去問ばかりで、解答できるチームはほぼ限定されている。

仮に地方予選で敗退したとしても、最後に敗者復活のようなインターネット枠で強豪チームを救済できるチャンスまで用意されている。

全国大会では、出題範囲がお決まりの予習可能な定番問題や名作問題の過去問といったお約束の連発。
準々決勝の定番になっている難問筆記は、学力重視の基礎力が要求され、もはやクイズの域を超えている。
決勝に至っては、あきらかにテレビクイズ番組の常識を超えた自己満足の世界が展開されている。スルー問題が何問あったのかは知らないが、このレベルに解答出来るチームは全国的に極々わずかなハズだ。
こんな寡占状態のなかでクイズを戦ったところで参加者も視聴者も楽しくは感じない。難問を正解してもスゴイとも思わない。ただただ呆れるのみ。

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■高校生クイズに2つの危惧

目先の視聴率欲しさにこんな企画を継続していれば、のちに大きな損失を生むのは間違いない。
勝手ながら、ワタシは2つの危惧を抱いている。
まずウルトラクイズの末期もそうだったが、高校生クイズがこの企画から脱却し軌道修正をして別の企画を行った場合、どんな企画を立てられるのだろうか。

同じ企画を続けているとスタッフの世代交代がおこったとき、たいていはうまくいかず苦戦を強いられるというのがこの世界の常識である。
ノウハウが継承されずに散々な結果になり、これならば以前のほうが良かったということにならないことを祈るばかりだ。

もうひとつは、参加者である高校生のクイズ離れやクイズ番組に関する偏見が生まれてしまわないだろうかという点。
この形式を続けていけば、クイズ研究会ではない一般の参加者である普通の高校生に勝つチャンスはほとんどないといっていい。

地方予選こそ最近はエリアが細分化、イベントにも工夫を凝らし、旬のアイドルや人気歌手、お笑い芸人を呼ぶことで集客に成功しているものの、会場に足を運ばせるだけで満足させているに過ぎない。
どうせ勝ち残れるのはエリートだけといった脱力感を感じさせてしまえばクイズ番組に興味を抱くチャンスを逃してしまい、将来有望なクイズプレイヤーも減少していってしまう気がするのだ。ここに諦めから来る偏見(クイズは一部のひとだけのモノ)が生まれなければいいなと思わざるを得ない。

最初から勝者が限定されているクイズ番組など何の魅力もなく、息を呑むハラハラした展開など望めない。
スタッフの描いたシナリオ通りの台本はもういらないのではないだろうか。

どうしてもスタッフがこの企画を続けたいのなら、この企画を3年に1回のペースで開催すればいいだろう。

高校生活は3年間あるのだから、ほかの2回を以前のような企画で行えば多少ながら問題は解消される。
個人的に望むのは、一般の参加者である普通の高校生にもクイズ本来の楽しさを知って欲しいのだ。
参加者が大人になったとき、夏の青春イベントとしての楽しい思い出だったという記憶を残してあげたいと切に願う。

本格的な日本一決定戦は3年間のうちの1回、ワンチャンスだけなら、きっとクイズの強豪たちも本気度が違ってくるだろう。

■クイズの楽しさ
クイズの楽しさのひとつに、下克上があると思うのだ。

自分が格下だと思っていた相手にサクッと敗れる可能性があるのがクイズの大きな魅力ではないか。
わずか1問の差、ボタンタッチのコンマ何秒の差、問題の巡り合わせ、形式の要素、作戦の立て方、またこの番組の名物だった野外ロケでの戦いも勝敗の行方を左右した。実力を発揮できずに敗退していったチームなど数知れずある。ほんのわずかなことがかみ合わないだけで敗者にも勝者にもなりえた。
「強いものが勝つのではなく、勝ったものが強いのだ」ということを忘れてはならない。

知識があるものが必ずしも勝利するとは限らないというのが、クイズ番組本来の楽しさではなかっただろうか。

■昨日の正解No.88【ROUTE66】
イリノイ州、ミズーリ州、カンザス州、オクラホマ州、テキサス州、ニューメキシコ州、アリゾナ州、カリフォルニア州の8州にまたがる。
1985年、国道66号線は廃線となる。作家ジョン・スタインベックの『怒りの葡萄』の作品のなかに66号線は登場し、作品では「マザー・ロード」と記された。この「マザー・ロード」は、現在でもこの国道の別名として残っている。1946年、ジャズピアニストで作曲家のボビー・トゥループは、自ら国道66号線を走ってカリフォルニアへ赴き『ルート66』という楽曲を書き上げる。のちにナット・キング・コールが歌い、この楽曲は大ヒットを果たす。

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2010年11月 4日 (木)

第30回高校生クイズDVD クイズ形式

本編184分+特典映像26分。

DVDの内容に関しては、放送された本編が再編集とは書かれているものの、特に大きな変更点が見受けられない。

残念だったのは、全国大会1回戦のカットされた未放送問題を収録するとか、そんな配慮がされていないこと。ディレクターは、こういう機会にこそクリエイター魂を発揮して、再編集版を創り上げるべきなのに。

これでは、番組側からのメッセージ性がなく、ただ「売りたい(儲けたい)だけなんだな」としか伝わってこない。

「地区大会○×クイズ全部見せます」や、スカパーでも放送されたという特典映像の「もうひとつの高校生クイズ全国大会の裏側ドキュメント」に関しては、別記事で触れる予定。(ワタシの目はごまかせないよ)

■全国大会
さて、本編。ここ近年は、地方予選の紹介もなく、いきなり全国大会1回戦から開始。

地方予選のダイジェストらしき映像も全く流されないので、スタジオにいる高校生たちがどのように集められたのかといった説明が満足にないまま勝手に進行。
まるで“視聴者が番組の趣旨を全てご存じ”といった扱い。

今回、特筆すべきは1県1代表制で、例年2枠あった東京と北海道の2枠制を廃止したこと。そのため、東京都を決定する決勝大会は非常に興味深かったが、昨年のイケメン田村くんはここで敗退。

「30大会記念」という便利な言葉を使って、特別枠を8枠も用意。全国大会は計55チームでの戦いとなった。(昨年のイケメン田村くんは、このインターネット特別大会リベンジ枠で執念の復活を遂げる)

■1回戦「ジャンル別難問バトル30」55→8チーム。
筆記30問。上位8チームが準々決勝に進出。
ここ最近の傾向通りの出題といった感想。ボーダーラインは16問。
※東大生正解率1%の問題。国旗や星座は、もはや定番。
実況、河村アナ。解説クイズ王、日高大介氏(14回静岡県代表になるも全国大会でワタシが作ったYES・NOクイズで敗退してしまう。)

中山マサ、レントゲン、白ごう、カストルとポルックス、カルパチア号はワタシが過去に作った問題。ライカ犬、ハリソン大統領、漢字のホトトギス、稲田悦子、川田龍吉、上野英三郎。

全体的にシンプルな構成、コンセプトを明確にしたことで狙いがハッキリ伝わっている。

■準々決勝「史上最速!1校vs1校の超難問早押しバトル」8→4チーム。
1vs1の対戦。早押しクイズ。7ポイント先取。お手つき誤答はマイナス1ポイント。
対戦相手は厳正なる抽選とあるが、うますぎる組み合わせ。

基本的に過去問、というか早押しの有名な定番問題をところどころに配置してある。
魅せると思わせる問題の配列には“イヤラシイなぁ”というのが正直な感想。
『学名を「~」』。『○○語で~』。『正式名を~』。『~の首都はA。では~の首都は?』。

対戦図式を意識させたかったのだろうが、8→4の全体早押しにしたほうが画的に迫力があったのではないだろうか。

時間の都合で編集するのは仕方のないことだが、せめて問題をテロップ表示(処理)して欲しい。
予算がないワケじゃないのに。(ちなみにテロップ1つで800円くらい。)

ラルフとのやりとりで名言が生まれる。
『(カッコ)の方が大事なことが書かれていることが多い。』浦和高校(西村くん)
クイズプレイヤーの誰もが感じていたことを代弁する機会に恵まれたね。

マーカス島の問題は、「別名を“マーカス島”」と始めるべきで、いきなり「マーカス島ー」というのは個人的にとても違和感を感じる。

■準決勝「超難問ボード筆記形式」4→2チーム。
例年通り。2ポイント先取。「これぞテレビ屋の仕事だ」と言わんばかりの形式。VTR映像を駆使して、世界観を大きく感じさせる演出。
詳細な解説をいっさいしないという視聴者置いてけぼり状態を作り出している。

一見難しそうに見える問題だが、専門的な識者に言わせるとレベルはそこそこ抑えているらしい。しかし、それでも一般視聴者には厳しいレベルだろう。

■決勝「最強頭脳No.1決定戦」優勝→東京都 開成高校。
昨年同様に筆記形式。かつてのFNSクイズ王決定戦の決勝と同じ方式を採用。10ポイントで優勝。

決勝の問題のレベル設定がメチャクチャで、全体的な統一感が全く感じられない。
決勝は一体、何問消費したのだろうか。

昨年の決勝が作為ある編集だったため、今回も素直に勝負の展開が見極められないのが不満。

何はともあれ、最終的には実力で勝ち取った優勝である。開成高校の諸君、日本一おめでとう!!

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■昨日の正解No.28【フレンチウーラー】
モチーフはフレンチクルーラー+ヒツジ。
いつもおっとりマイペース。いつかきっと王子様が来てくれると信じている夢見るプリンセス。
ハニーシッポは、モチーフはハニーディップ+リス。
すばっしこく、イタズラが大好きな男の子。みんなの驚く顔をみると大喜びする。
ミスタードーナツのマスコットキャラクターで、2003年から登場。

■昨日の正解No.29【松坂屋】
無断で炎上させたために「縁起でもない」と松坂屋からクレームが付く。それ以降、実在する建物を破壊する際には所有者の許可を取るようになった。しかし、ゴジラに破壊された建物はその後、業績が好調になっていたりするため「次の作品でウチを破壊してほしい」というオファーが来る。『ゴジラvsビオランテ』でゴジラに破壊される大阪ビジネスパークのTWIN21などを松下グループに許可を貰いに行くと大歓迎されたというエピソードがある。ちなみに第1作で、時計塔の鐘の音に怒ったゴジラが和光を破壊したが、映画の中でのゴジラによる「破壊」に腹を立てた和光は、このビルを撮影することを以後2年間東宝に禁止した。

OPENまで…あとtwosevenshine

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2010年10月30日 (土)

高校生クイズ問題カード

ウルトラクイズ、高校生クイズの両番組の司会を務めたトメさんこと福留功男さんは、問題文を丁寧に扱い、実にうまく読んでいる。
また、「間の取り方」が抜群に巧かったため、問題が読まれる瞬間に独特の緊張感が生まれ、挑戦者との駆け引きを自在にコントロールし、名勝負を演出することに成功していた。

当然、挑戦者の個性を引き出すのも巧く、キャラクターを浮き彫りさせるテクニックを持っていた。

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そんな福留さんには、伝説的な裏話エピソードがある。
番組で使用した問題カードには、すべて赤エンピツで記号付けがされていたという。

区切るところは/で、ポイントは○で囲ったり、大切なところは下線を引いたり、と正解してもらうことを念頭に置いたキメの細かい分析がなされていた。プロ根性とはこういうことだろう。
「問題、一問一問には、いろいろな人の努力とお金がかかっている」
もちろん、ウルトラクイズで使用される全問題(数百問)にこの作業をしていたそうだ。

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ちなみに「高校生クイズ」の問題の平均一問あたりの単価は4~5千円である。(作家の採用費や裏取りの電話取材費など込み)

話は変わって、ラルフ以前の約27年前の過去の大会(福留・福澤時代)をいま見返してみても、十分面白く古さを全く感じさせない。懐古趣味で言っているのではなく、現在でも通用する企画(クイズ形式)内容なのだ。
結果が分かっているのにも関わらず、迫力ある熱戦に見入ることができる。
つまり、何が言いたいのかといえば、やはりここ数年の企画は、十分練られていないままの中途半端な企画ばかりであったということが言える。

■本日のクイズデリバリーA(★)No.25
悪い霊を怖がらせて追い払う目的で飾るもので、オレンジのカボチャをくりぬいた中にロウソクを立てて作るハロウィンのシンボルといったら何でしょう?

■本日のクイズデリバリーB(★)No.26
1517年の10月31日。ドイツのマルティン・ルターがヴィッテンベルク城の教会の扉に張り出したラテン語で書いたものとは何だったでしょう?

OPENまで…あとthreetwoshine

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2010年10月29日 (金)

第30回高校生クイズ 失われた10年

DVDは、Amazonで注文し、発売日の27日には到着したのだが、ドアノブにかけられていたので真夜中に気づく。せめてワンチャイムぐらい鳴らして欲しい。

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さて、3代目MCラルフ鈴木担当の10年を総括すると、「失われた高校生クイズ10年史」といった印象だ。
MCの力量不足を補うように爆笑問題、オリエンタルラジオ、茂木健一郎&菊川怜らがパーソナリティという顔役になり、肝心のラルフは「総合司会」というそれらしい肩書きをなんとか与えてもらう始末。

企画面に関して振り返ると、地方大会は、特色を生かしてなんとか健闘しているが、全国大会での企画(クイズ形式)は毎年、迷走し続けて番組自体どこへ向かっているのかハッキリしなかった。

思いつきがそのまま企画になっている形式が数多くあり、会議で口に出すのも恥ずかしいといった練られていないままの企画(21~27回)が、そのままテレビ番組の日本一決定戦で採用されているという現実。

※この頃の内容は、「録画した番組を、もう一度再生して見てみたいと言う気がしない」
そういった意味では、ここ最近の進学校重視路線はコンセプトがしっかりしていて、シンプルに見られることが出来る。ここ10年でいえば、比較的まともな企画だったといえるかもしれない。

しかし、これが「企画」といえる範囲なのかといえば大きなクエチョンマークが付くだろう。
これまでも、2年連続で同じ形式を踏襲するカタチはあったが、3年連続で同じコンセプトを続けるとは誰も予測出来なかった。(視聴率に逆らうことが出来なかったともいえる)

年に1回の特番なのに、十分な(企画)準備がされないまま制作に突入している感が否めないままだ。

ワタシは、個人的にラルフが好きではない。「生理的に受け付けない」というのも大きな理由だが、それより、彼の番組に対する姿勢が好きではなかった。

「NEWS ZERO」を見ている限りは、生放送を無難にそつなくこなしているが、高校生クイズの司会ぶりは落第点しかあげられない。

顕著な例は地方予選。地方予選での対応は、まるでなっていない。
問題のイントネーション違いはザラにあるし、読み間違いの多さは歴代司会の中でも群を抜いている。
一般常識レベルのモノを知らないにもほどがあり、「よくアナウンサーになれたな」というのが正直な印象だ。

彼の問い読みを聞いていると、まるで、初見(しょけん)で問題に触れたような感覚で
問題を読んでいるのだ。(おまけに何年たっても上手にならなかった。)
※通常、問い打ち(問題会議)、前日リハ、本番とこれだけ問題に接する機会があるのに
あの出来である。

地方では、割と有名な進学校すら高校名を読めない。問題文中の漢字が読めなかったり、問題内容すら把握していないということも多かった。
とにかく不勉強さが露呈され続け、クイズ番組の司会者としての自覚が全く感じられなかった。

特に彼に関しては、クイズ番組の司会者として致命的な一番重要なモノが欠けていた。
それは、“間の取り方”である。
問題の読み方をとってもそうだったし、「空気感」を大事にしていないため、番組をリードして引っ張るということが出来ていない。
彼の進行には、テンポ感が全くなく、緊張感が全く演出出来ていなかった。当然、感動も生まれるハズがない。

彼は、よく収録の合間に高校生の輪に溶け込み、ファンサービス宜しく接触していたが、
これは、番組の権威を落としているだけの行為だった。そんな時間があるなら(進行)準備をしっかりするべきだと言いたい。
ワタシがスタッフなら、そんなことはさせなかった。これは、意地悪で言っているのではなく番組の立場上、MCは高校生たちに憧れられるポジションにいなければならないからだ。

参加者と同等の目線にいれば、自然と番組の質も落ちてしまうし、常にスタッフ側が優位な立場にいるためには、安易な接触を避けるべきなのだ。その証拠に、彼と高校生のインタビューでのやりとりを見ていると、完璧にナメられている対応をされていることが多かった。そんなMCでは名勝負を演出できるハズもない。

「ハーフだから許してやれよ」といった声も聞かれるが、彼は杉並育ちの正真正銘の日本人である。

スタッフからの信頼度はどうだったのか?
ここ数年の番組での扱いを見れば明らかで、全国大会では問題さえ読ませてもらえない“お飾り司会者”と化していたことが証明している。

ワタシがDやPでも起用しなかっただろうから、完全に司会者としての機能は果たせていなかった。

フォローするワケではないが、彼は彼なりに一生懸命取り組んでいたし、人気アナとして多忙だったことも認める。ただ、番組にふさわしい司会者ではなかったということだ。

番組の顔(司会者)で大きく企画も変わったと思うので、次期MCに新しい10年を託すなら、スタッフサイドは慎重に選出して欲しいと願うばかりだ。

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■昨日の正解No.24【アルフレッド・ヒッチコック】
原題は「Saboteur」。軍需工場で大規模火災が発生し、主人公ケインは同僚を亡くした上、テロリストの容疑をかけられる。からくも警察の手から逃れたケインは火災現場から姿を消した男を追う。ヒッチコック定番の巻き込まれ二重追跡劇。アクの強い悪役やブロンドのヒロイン、サスペンスを盛り上げる小道具(手錠!)、凝った映像、そしてクライマックスの自由の女神での大立ち回りがみどころ。出演:ロバート・カミングス、プリシラ・レイン、ノーマン・ロイド、オットー・クルーガー、アラン・バクスター。ちなみに10月28日は、アメリカ独立100周年(1886年)を記念して自由の女神像が完成した女神の誕生日。

OPENまで…あとthreethreeshine

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2010年10月13日 (水)

高校生クイズ4代目MC候補 藤田大介アナ結婚

日本テレビの藤田大介アナ(28)がフリーで活躍している蒼井ゆみこアナと結婚していることが判明。11月21日、都内で結婚披露パーティを行う予定。
関係者によると2人は共通の知人の紹介で知り合い、昨年から交際をスタートさせたという。

藤田アナは慶大理工学部卒業後、同大大学院を中退し、05年4月に日本テレビ入社。
現在は朝の情報番組「スッキリ!!」を担当。他にボクシングやサッカーなどさまざまなスポーツ実況も行う人気と実力を兼ね備えたアナウンサーで将来の同局を背負うエースアナとして期待されている。

番組側から正式な発表があったワケではないが、来年からの「高校生クイズ」の新司会者は、藤田大介アナで間違いないだろうと予測する。

「スッキリ!!」で、彼を初めて見たときから“タダ者ではない”と予感を感じさせられた。
エネルギッシュなパワーと個性的なキャラクターは、スター性を兼ね備えていて本物である。

現在の番組(高校生クイズ)路線を大きく変更させるのなら、彼のキャラクターが大いに役立つことだろう。

【追記】 ご存知のように、この予想はハズれました(笑)。まさか羽鳥アナが退社して「ズームイン」が終わるとは予測出来なかった。「ZIP」が始まることにより、枡アナが抜擢されるということは、イコール看板番組の高校生クイズの司会になるのが必然で仕方のないこと。しかし、最近の藤田アナはスーツを着ていて、すっかり牙が抜けてしまった。いいキャラクターだったのになぁ。

【藤田大介】
1981年11月20日、横浜市生まれ。175cm。血液型O。
慶大卒業後の05年に日本テレビ入社。現在は朝の情報番組「スッキリ!!」「NEWS ZERO」のナレーションやスポーツ中継などを担当。

【第30回全国高等学校クイズ選手権DVD】

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Amazon.co.jp

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2010年9月25日 (土)

第30回高校生クイズ 視聴率至上主義

視聴率15.5%。裏番組の「ぴったんこカンカン」17.5%。

前回より数字は落ちたものの、現在のテレビ界の状況を考えれば充分すぎる合格点といえるだろう。
※以前と違って現在のテレビ局は、視聴率を無視した番組制作は考えられない。

放送から3週間近く経過したが、正直この記事を書くことに抵抗を感じていた。
なぜなら、かつてワタシもこの番組にクイズ作家として関わっていたからだ。

スタートした83年の第1回からリアルタイムで視聴していたし、もちろん高校時代は番組にも挑戦した経験がある。そのため、他の番組より愛着や思い入れを強く感じるのだ。

番組の歴史を知っているだけに、現在の路線には正直寂しい気持ちもある。

個人的には、この番組には生涯で3回しか挑戦出来るチャンスがないのに、この企画を
3年連続継続させてしまっていることを大変残念に思う。

近年の番組傾向に関して、賛否両論いろんな意見があるのは仕方がないことである。
ただ、結論からいえば、番組が存続するだけマシではないかということ。

今年の方向性は、メーンパーソナリティが発表された段階で容易に想像がついた。

2年前の28回大会から続く偏差値重視の進学校強調路線。

メディアなどの情報紙によれば、現在のカタチは“番組の進化した姿”であるというような
ことが書かれている。

正直、この路線が始まったとき“番組はとんでもない劇薬に手を出してしまったな”と感じた。“このツケはとてつもない代償を払うに違いない”と危惧したものだ。

次回以降は、クイズ形式と問題傾向に関して考察予定。

■昨日の正解No.6【ビールマン・スピン】
ビールマン・スピンは、デニス・ビールマン(1962年12月11日-スイス)にちなんで名付けられた。1980年レークプラシッドオリンピック女子シングルスイス代表。1977年に特徴的なスピンを成功させたことでこの技が有名になった。この技の原型を最初に行ったスケート選手は、1960年代半ばに活躍した旧ソビエト連邦のタマラ・モスクビナとされる。

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